『少女終末旅行』には、チトとユーリが終末世界で出会うキャラクターがいます。
イシイとカナザワがそのキャラですが、どちらも別れた後の描写はなく、明確に死亡したかは描かれていません。
本記事では、カナザワとイシイが死亡したのか。登場するエピソードを交えて解説していきます。
なお、『少女終末旅行』を視聴できる配信サービスはこちらでまとめています:少女終末旅行はどこで見れる?無料で視聴できる配信サービスを紹介
カナザワの最後は?声優や彼女についても紹介
カナザワが登場するエピソード
カナザワは原作1巻6~8話、アニメ3話『遭遇』『都市』『街灯』で登場しました。
大きな溝があって上層へ向かう道に向かえないという状況のとき、チトとユーリは火が付いている煙草と何者かの足跡を見つけます。
ユーリが銃に弾を込めると、大きな爆発が起きました。
マンションのような建物が倒れ、土煙の中、一人の男――カナザワが登場します。
『都市』|カナザワの地図と生きがい
マンションを橋代わりに架けたお礼としてチトたちはカナザワをケッテンクラートに乗せます。
彼の地図のおかげで給油設備を見つけ、上層へとつながる道を進む3人。
そこでの会話で、どうやって地図を作ったのか聞かれたカナザワは、
「バイクであちこち走り回って、高いところに登って確認しながら書いた」
と説明。まだ橋が架かっていたころから地図を書き続け、チトたちが今いる階層のほとんどは地図にしたと話します。
地図製作は生きがいだと言い、地図を失ったら死んでしまうと言葉をこぼしました。
『街灯』|地図の喪失と別れ
上層につながる巨大な塔と昇降機を見つけ、それで上るチトたち。
カナザワは都市について詳しいようで、
「本来の昇降機は塔内部にあるが、誰も使い方が分からなかったらしい。その代わり、100年以上前に塔外部に昇降機を取りつけた」
という説明をします。
恐らくですが、バイクの故障前にたくさんの場所を巡ったことで、こうした階層型都市に関する知識を得たのかもしれません。
そして、上っている最中、レールの不具合で昇降機が傾き、カナザワは地図を落としてしまいます。
生きがいを失った彼は「どうせみんな死ぬんだ。生きる意味がない……」と絶望しつつ、上層に到着。街灯の明かりが点灯しました。
ユーリがレーションを分け合い、落ち込んでいるカナザワを励ますと、彼は北に向かうと言い、違う道に進むことになりました。
カナザワは死亡した?
彼は前述したように、原作8話『街灯』の最後で「北に向かおうと思うんだ」と告げて別方向に歩き出しました。
カナザワの描写は、
- 原作2巻9話『写真』:別れる前に写真機(カメラ)を譲るシーン
- 4巻31話『接続』:女性と映る写真やカナザワが撮影した写真のシーン
これらを除くと、『街灯』が最後であり、生死は不明のままです。
ただし、4巻の最後では、最上層以外には生きている人間はチトとユーリ以外にはいないと明かされるので、生存の可能性は低いと推測されます。
また、カナザワは徒歩での移動であり、そこまで遠くには行けないと思われる点。
家族か恋人か不明だが一緒にいた女性が『遭遇』時点でいなかった点。生きがいだった地図を失くしてしまった点から考えると、やはり生存しているとは言い難いかもしれません。
チトやユーリの生死や最終回の詳細が気になる方はこちら:少女終末旅行の最終回|チトとユーリは死んでる?アニメと漫画の結末を比較・考察
見どころ紹介
階層型都市の情報
カナザワがいることで、チトとユーリだけでは知り得なかった都市の情報が得られるのも見どころのひとつです。
作中で描かれたカナザワの推測について、
この階層型の都市を作ったのはもっと古い人間だよ。僕たちの祖先はその古代人の作ったインフラに住み着いたにすぎないと――僕は思うけど
と発言していました。
その後も、上層へ上る塔を動かせないため、塔外部に昇降機を後付けしたとも予想していました。
このように、カナザワ視点で都市について設定が掘り下げられるのも『遭遇』などのエピソードの見どころです。
チト&ユーリとカナザワの掛け合い
カナザワが地図を失くしたら僕はきっと死んでしまうという話をした際、大切なものの話題が挙がります。
チトは死ぬほどではないが日記が大事だと言ったあと、「ユーは自分の分の食料は死んでも離さないだろ」と言いました。
上層へ到着後、昇降機で地図を失くして意気消沈しているカナザワに対して、ユーリはフルーツ味のレーションを分け与えました。
チトから死んでも食料は離さないと言われていたユーリですが、
「意味なんかなくてもさ、たまにはいいことあるよ」
そう言って励ますシーンは、『少女終末旅行』らしい静かだけど温かみのある印象的な場面になっています。
イシイの最後は?声優や飛行機についても紹介
イシイが登場するエピソード
イシイは原作2巻14~16話、アニメ6話『故障』『技術』『離陸』で登場しました。
チトがケッテンクラートの修理をしていると、チトたちはひとりの女性――イシイと飛行機を発見。
ケッテンクラートの修理と引き換えに、古い空軍基地で飛行機の作製を手伝うことになりました。
『技術』|空軍基地での飛行機作り
無事にケッテンクラートを修理してもらったチトとユーリは、イシイの作業を手伝っていました。
イシイが飛行機を作るきっかけになったのは、基地に飛行機の図面や技術が保管されていたからです。
「我々には理解できない技術のものまである」とも彼女が言ったので、昔の都市には高度な文明があったことが推察されます。
食料が底をつきかけていて、雪や風がないこの時期に飛び立たないと都市とともに死んでいくだけ。
イシイはそう言い、寝る間も惜しんで設計図の作製を進めました。
『離陸』|飛行機での離陸とその後
ついに飛行機が完成し、その祝いとしてイモを食べる3人。
イシイは観測機(望遠鏡)や昔の航路図で隣の都市が存在していることを知り、ついにそこを目指して離陸することになりました。
飛行機が飛び立つ瞬間を目撃したチトとユーリでしたが、少しして機体が壊れ、墜落してしまいます。
イシイはやっぱりダメだったかと言い、
あっけないもんだな…長い間一人で…一人でがんばってきたが…でもまあ失敗してみれば気楽なもんだな
と、笑みを浮かべながらパラシュートで下層に降りていきました。
イシイは死亡した?
カナザワと同様に、イシイもこの後のエピソードに出番はありません。
パラシュートでの降下後の姿も描かれていないので、具体的な生死はわかりません。
ですが、飛行機に積んでいた分しか食料がないことや、4巻での生存者がいないと明かされたエピソードでの話を考慮すると、生存は難しいと予想されます。
漫画1巻では、戦争に使われた飛行機にレーションが出てきましたが、都市の機能は上層に行くほど動いているので、そういう意味でも下層での暮らしは厳しく、生存の可能性は低いと考えられます。
見どころを紹介
イシイが登場するエピソードで印象的なのは、絶望と仲よくという台詞です。
これは、ユーリがケッテンクラートの修理を横目に板金をしゃぶっていたときの言葉で、この時点ではサボっているときの台詞です。
イシイが離陸し、笑いながらパラシュートで落ちていく彼女を見て、ユーリは「絶望と仲よくなったのかも」と言いました。
また、アニメ最終話の地球が終わると告げられたシーンでは、ユーリが「きっと絶望と仲よくなったんだよ。だから悲しげなんだ、終わりの歌だから」という発言もあります。
もはや世界が積んでいる状況での言葉ではありますが、終わるとわかっていてもどこか温かい終末感のある台詞が『少女終末旅行』にぴったりだと感じました。
カナザワとイシイの声優を紹介
カナザワの声優は「石田彰」さん
カナザワを演じるのは、数多くの作品で有名キャラを務めてきた石田彰さんです。
静かで淡々とした語り口の中に、どこか影を感じさせる演技が特徴で、孤独を抱えつつも旅を続けるカナザワの雰囲気と調和しています。
石田彰さんの代表作は以下の通りです。
- 『新世紀エヴァンゲリオン』(渚カヲル)
- 『NARUTO』(我愛羅)
- 『鬼滅の刃』(猗窩座)
イシイの声優は「三石琴乃」さん
イシイを演じるのは、幅広い役柄を演じ分ける三石琴乃さんです。
落ち着いた声の中に柔らかさを含んだ演技が特徴で、達観したような静けさを持つイシイというキャラクターとよく馴染んでいます。
三石琴乃さんの代表作としては、以下の通りです。
- 『美少女戦士セーラームーン』(月野うさぎ)
- 『新世紀エヴァンゲリオン』(葛城ミサト)
- 『名探偵コナン』(水無怜奈)
まとめ
本記事では、カナザワとイシイの登場エピソードと生死について整理しました。
2人はどちらも具体的な生死は名言されず、それ以外のエピソードでは出番がありません。
ですが、ストーリーの途中でチトとユーリ以外には生存者がいないと告げられたため、カナザワとイシイが生存している可能性は低いと考えられます。
ちなみに、『少女終末旅行』がどこまでアニメ化されたか、対応する巻や続きについてはこちらの記事で解説しています:【少女終末旅行】アニメはどこまで?原作との違いや続きの巻も解説
