【転スラ】ユウキは死亡した?最後の結末とリムルとの戦い・正体を徹底解説!

【転スラ】ユウキは死亡した?最後の結末とリムルとの戦い・正体を徹底解説! 小説・ラノベ
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『転生したらスライムだった件(転スラ)』に登場するユウキ(神楽坂優樹)は、表では自由組合の総帥をしている青年です。

裏では複数の事件に関与しており、Web版とはまったく異なる活躍を見せています。

この記事では、そんなユウキの正体や目的、リムルとの最終決戦、書籍版における復活の過程を詳しく解説します。

強さや能力の仕組みもあわせて紹介していきます!

『転スラ』書籍版22巻など、本編のネタバレを含むのでご注意ください。

 

『転スラ』ユウキ・カグラザカ(神楽坂優樹)とは

ユウキのプロフィールを紹介

ユウキは日本から召喚された人物であり、シズの元弟子にあたります。

人当たりがよく、柔らかな物腰でリムルともすぐに親しくなりますが、初対面時はシズの仮面を巡って誤解から対立した場面もありました。

その後は打ち解け、リムルとは漫画を貸し借りするなど趣味を通じて交流を深めています。

作中での活躍としては、イングラシア王国に本部を置く冒険者の互助組織を「自由組合」として再編し、危険度をA~Fの六段階に区分する評価基準を作り上げました。

さらに組合員の育成を目的とした「自由学園」の理事長も務め、冒険者たちの活動の安全向上に尽力しています。

また、召喚や魔法の仕組みを研究しており、不完全な召喚で苦しむ子供たちを救うため、シズの遺志を継いだリムルに託しました。

ちなみに、書籍版では出番が大幅に強化され、物語に深く関わる重要人物として描かれています。

 

『転スラ』ユウキは死亡する?web版と書籍版の違いも解説

web版「vs リムル」

Web版では、ユウキは物語の終盤でリムルと最終決戦を迎えます。

彼は世界そのものを滅ぼそうと企み、ルドラから奪ったスキル「天使之軍勢(ハルマゲドン)」を発動。

百万人を超える天使を召喚し、世界を混乱と崩壊へ導こうとしました。

リムルとの戦闘では、互いに最高クラスの剣技とスキルを駆使して拮抗し、一進一退の攻防を繰り広げます。

ユウキはリムルを直接倒すのではなく、別の時空へ飛ばして排除する策を取り、「時空跳激震覇(クロノサルテーション)」を放ちます。

しかし、リムルはその干渉を打ち破り再び目の前に現れました。

最後はリムルの「虚数崩壊」によってユウキが虚数空間に閉じ込められ、永遠に脱出できない牢獄の中で生き続けることになります。

 

書籍版

書籍版では、ユウキは18巻で命を落としたような描写がされています。

ミカエルに支配されたカザリームやフットマン、ティアと共にレオンへ侵攻したユウキは、途中で究極能力「強欲之王」を解析し、支配を振り払います。

しかし、混乱の最中にフットマンを乗っ取ったジャヒルの奇襲を受け、腹部を貫かれて重傷を負いました。

さらに、ジャヒルの放った業火に包まれ、仲間とともに閃光の中へ消え去ります。この場面でユウキは死亡したと見られていました。

ところが、22巻でユウキはラプラスと共に時空の狭間に飛ばされて生存していたことが明かされます。

偶然その地にいたマイと再会し、彼女の力「星界之王」を取り込み帰還を果たします。さらに、奪ったスキルに宿っていたマリアベルの意識が「マリア」として共存し、ユウキの新たな相棒となりました。

こうしてユウキは復活を遂げ、長い因縁であったジャヒルとの決着へと向かうことになります。

 

『転スラ』ユウキの正体・目的をネタバレ解説

ユウキの正体

ユウキは一見すると温厚で人当たりの良い青年ですが、その正体は極めて狡猾で頭の切れる策士です。

イングラシア王国では自由組合の総帥として活動していますが、それはあくまで表の顔にすぎません。裏では、東の犯罪組織「三巨頭」を束ねるリーダーであり、さらに中庸道化連のボスとして暗躍しています。

ユウキは『転スラ』世界で起こる数々の事件の黒幕であり、目的のためにはどんな手段もいとわない冷徹さを持っています。

たとえば、ファルムス王国とテンペストの戦争の裏でヒナタに偽情報を流してリムルを敵視させたり、クレイマンを操ってオークロード騒動を引き起こしたのもユウキの仕業です。

 

ユウキの目的

ユウキの最終的な目的は「世界征服」です。もっとも、それは単なる野望や支配欲からくるものではなく、彼自身の過去と深く結びついた動機でした。

もともとユウキは異世界に来る前から超能力(サイコキネシス)を扱える特別な存在でした。しかし、中学生の頃に両親を交通事故で亡くし、社会の理不尽さに絶望します。

誰も責任を取らない現実に怒りを覚えたユウキは、「この歪んだ世界そのものを変えてやる」と考えるようになりました。

その後、魔王カザリームに召喚され、異世界でユニークスキル「創造者(ツクルモノ)」を獲得。自らスキルを作り出す力を得た彼は、「能力封殺(アンチスキル)」を創造してカザリームを打ち倒し、逆に配下としました。

ここでユウキは、自分がこの世界を導く存在になればいい。つまり、世界征服こそが最善の答えだと考えるようになります。

表では自由組合の総帥として人々を救い、裏では中庸道化連の長として暗躍。人工的に魔王を生み出そうとするなど、数々の策を巡らせてリムルと対立しました。

しかし、書籍版では冷酷な支配者というよりも「この世界を自分の遊び場」と語る、どこか達観した面も見せています。

仲間を大切にし、失敗しても最後まで悪あがきを続ける。そんな一面も存在するので、ある意味ではもう一人の主人公的な立ち位置にいます。

Web版とは異なりラスボスにはならなそうですが、書籍版独自の魅力が出ているキャラクターになっています。

 

『転スラ』ユウキの能力・強さ

ユウキの基本戦闘力と強さ

ユウキ・カグラザカの強さは、覚醒魔王級に匹敵します。その存在値(EP)は200万ほどで、一般的な魔王たちを上回るレベルです。

とはいえ、上位存在であるミカエルやフェルドウェイと比べると、やや劣る印象です。

物語後半では、EPが約1400万の魔導大帝ジャヒルと対峙。圧倒的な力の差に追い込まれますが、最終的には勝利を収めています。

純粋なパワーではなく、頭脳とスキルの組み合わせで上位者と渡り合うタイプといえるかもしれません。

 

ユウキの主なスキルと能力一覧

ユウキの代名詞といえば、ユニークスキル『創造者』です。この能力は「スキルを作り出すことができる」というチート級の性能を持っています。

自身でスキルを生み出すことで、どんな状況にも対応可能な万能型のキャラです。

次に強力なのが『封殺能力』であり、これはあらゆるスキルの効果を無効化する能力で、リムルの「誓約之王(ウリエル)」の権能さえ封じたこともあります。

ただし、魔法とスキルが融合した「アーツ」には同時対応ができないという弱点もあります。

さらに、マリアベルから奪って覚醒した究極能力『強欲之王』も強力です。「奪う」ことに特化しており、他者の権能や力を吸収して自分の力に変えることができます。

このほかにも、「吸命(きゅうめい)」「操心(そうしん)」「権能奪取(けんのうだっしゅ)」といった多彩な能力を持ちます。

ちなみに、このスキルの元となったマリアベルの正体や強さについては、別の記事で詳しく解説しています。よければそちらもご覧ください!

 

ユウキの戦闘スタイルと技の特徴

ユウキの戦闘スタイルは、冷静かつ分析的です。スキルの組み合わせを瞬時に判断し、相手の弱点を突く戦い方を得意としています。

特に代表的な技が、「奪命掌(だつめいしょう)」。これは「吸命」と「能力封殺」を同時に発動し、相手の耐性を貫通して生命力を奪う恐ろしい一撃です。

また、戦況を見極める判断力にも優れており、戦闘センスは作中でも屈指です。

敵の能力を奪いながら戦うスタイルのため、戦うほどに強くなるという厄介さがあります。そのため、正面からの力押しよりも、戦略勝負で勝利をもぎ取るタイプです。

さらに、物語終盤では「神智核:マリア」を獲得。この新たな権能を得たことで、EP1400万のジャヒルを撃破することに成功します。

 

『転スラ』まとめ|ユウキの死亡シーンや目的・能力

ユウキは表の顔こそ温厚なリーダーですが、裏では世界を混乱へ導く策士でした。

書籍版では一度ジャヒルに消された描写がされていましたが、「神智核:マリア」とともに復活し、最終的には魔導大帝ジャヒルを撃破。

スキルを創り、奪い、封じるという特異な能力を駆使しながら、自らの理想を追い続けました。

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